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輝かしい受賞歴を持つ実力派俳優
『刑事コロンボ』を30年以上も演じ続けている今となっては、「ピーター・フォーク=コロンボ」というイメージは固定されてしまっている。だが彼は決して『刑事コロンボ』によって名をあげたのではなく、シリーズ出演前からアカデミー助演男優賞に2年連続ノミネートされ、TV界のアカデミー賞とも呼ばれるエミー賞の受賞歴を持つ実力派俳優であった。
ピーター・フォークは1927年9月16日、ニューヨークで誕生した。比較的裕福な家庭で生まれ育ったが、3歳のとき悪性腫瘍によって右眼球の摘出手術を受け、義眼を使用するようになる。高校では成績優秀でスポーツ万能だったが、卒業後に進んだハミルトン大学をすぐに退学。コックとして商船に乗り、各国を転々とする生活を送った。
「コロンボ」との出会い
彼が本格的に演劇を学ぶようになったのは、帰国後に入学した大学、ニュースクール・フォー・ソーシャル・リサーチからであり、卒業後一時期は就職したが、1955年、28歳で俳優になることを決意した。
1956年からオフブロードウェイの舞台に立ち始め、やがてブロードウェイに進出。TV、映画への出演も多くなり、1960年の『殺人会社』、翌年の『ポケット一杯の幸福』によって、2年連続でアカデミー助演男優賞にノミネートされた。惜しくも受賞は逃したが、1962年の『トマトの値段』でエミー賞を受賞し、俳優としてのキャリアを積み上げていった。
そして1967年、ピーター・フォークは「コロンボ」というキャラクターと運命的な出会いを果たすのである。 |
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