ID-01は、イタリアのピサにある聖アンナ大学院大学のアーツラボ(ARTS Lab = Advanced Robotics Technology and Systems Laboratory)と呼ばれる研究センター内の「ロボテック」に所属するエンジニアやプログラムのエキスパートによって開発された。この研究センターには、ヒューマノイドロボット工学の専門家だけでなく、生体工学の専門家もいる。数々のプロジェクトを抱えながら、「アーツラボ」は現在、東京の早稲田大学と共同で、世界最先端のヒューマノイドロボットの開発を進めている。
その成果は、小さな身体の中に膨大な数の最新テクノロジーが詰め込まれたID-01に見ることができる。1年間にわたる研究プロジェクトの中で、見たり、聞いたり、人間に応答できる能力をID-01に与えるための高度なシステムとソフトウエアを開発した。ID-01は、携帯情報機器向けの無線通信技術“ブルートゥース・テクノロジー”を利用して、コンピューターと通信できるため、インターネットに接続可能なフルブラウザ対応の携帯電話を使えば、離れた場所にいても、ID-01の目(カメラ)から送られてくる映像を見ることができる。