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鉱物は、元素の化学的な結合の仕方によって、おもに次の11のグループに分けることができる。
ヒ酸塩鉱物
ヒ酸塩鉱物は、金属元素がヒ素、酸素とむすびついてできるもの。あざやかな色のとても細かい結晶になる。多くが殺虫剤、除草剤、木材防腐剤などの工業目的に使われている。
元素鉱物
ほかの元素と化合していない状態の鉱物を、元素鉱物とよぶ。元素鉱物は金属、非金属の2つに大きく分けられる。金属は金、銀、鉄、ヒ素、ビスマス、アンチモンなど。非金属は、硫黄、炭素などだ。
ホウ酸塩鉱物
ホウ素や酸素と、金属がむすびついてできるのが、ホウ酸塩鉱物。防腐剤、ガラスビーズ、エナメル、磁器などに利用される。
硫酸塩鉱物
いくつかの金属元素が、硫黄や酸素とむすびついてできる鉱物。約130種類の鉱物が、このグループにふくまれる。代表的なのは石膏で、建設業にはかかせないものだ。
燐酸塩鉱物
金属元素が燐や酸素とむすびついてできる燐酸塩鉱物は、200種類以上ある。そのひとつ、燐灰ウラン鉱は、放射性のある燐酸塩鉱物だ。また、燐灰石は、化学肥料に使われている。
硫化鉱物
金属が硫黄とむすびついてできるもの。この仲間には300種類以上の鉱物があり、多くが金属のかがやきをもち、おもしろい形の結晶をしている。また、電気をよく通す性質もある。
炭酸塩鉱物
金属と炭酸がむすびついてできる炭酸塩鉱物は、200種類をこえる。方解石、あられ石、苦灰石などがその仲間で、泡をたてながら酸にとけるものがある。ビルや道路建設からチューインガム、抗生物質などまで幅広く利用されている。
酸化鉱物
金属元素または非金属元素が、酸素とむすびついてできる鉱物。石英は、地面の上でとれる酸化鉱物の代表的なものだ。また、赤鉄鉱を粉末にしたものは、みがき粉や赤い塗料に使われている。
ハロゲン化鉱物
ハロゲンガス(臭素、塩素、フッ素、ヨウ素)と、金属元素(アルミニウム、カルシウム、銅、鉛、マグネシウム、カリウム)とがむすびついてできた鉱物で、約100種類の仲間がある。ハロゲン化鉱物はやわらかいのがふつうで、蛍石と岩塩は、その代表例。蛍石はフッ化水素酸をつくるのに利用されるほか、プラスチックや光学の分野で大事な役割をはたしている。また、岩塩は食塩のおもな原料になる。
水酸化鉱物
水酸化鉱物は、金属元素が水素と酸素からできている水、または水酸基とむすびつくことによってつくられる。とてもやわらかいものが多く、ボーキサイトやリモナイトはその代表。ボーキサイトからは、アルミニウムをつくっている。
ケイ酸塩鉱物
金属とケイ素、酸素がむすびついてできた鉱物。いろいろな鉱物をふくむいちばん大きなグループで、600種類以上もある。長石、雲母、透角閃石、葉蝋石などが代表。緑柱石、ひすい、電気石などのめずらしいジェムストーンもこの仲間だ。透角閃石は化学濾過材、長石は研磨剤や塗料、ガラス、セラミック、白雲母は絶縁材など、広く利用されている。
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